
とあるメディア調査によりますと、日本におけるヨガ人口は毎年増えつつあるそうです。ヨガが身体への影響だけではなく、精神面への影響が大きいなどと称されておりますが、心身をともに安らかに整えてくれるのがまさに「ヨガ」でもあるようです。
ダイエットや美容効果は、多くの女性が飛びつくトピックでもありますが、「ヨガ」の本質的なメソッドの1つとも言える「呼吸法」は、ダイエットや美容とともに、皆さんの「健康」を第一に考えたヨガの要素とされています。
また、ヨガは肩こり解消だけでなく腰痛等の改善方法としても効果的だと言われているようです。
日常手生活のなかで無意識におこなっている「呼吸」は、その時々の状況によって時に浅くなり時に深くもなりますが、現代人の呼吸の特徴として、呼吸のリズムが乱れがちになり浅いことが指摘されております。ためしに皆さんも安静な場所で、目を閉じてご自身の呼吸の速度や深さを確認してみてください。
ご自身の呼吸は、安定的で落ち着いておりましたか?
暮らしのなかで、自分自身の不協和音を感じた際には、一人静かな場所で、呼吸のリズムを感じてみてください。「ヨガ」の入門編は、そのような呼吸のリズムを整えることからはじまります。
「ヨガ」ってダイエット?

「ヨガ」ってダイエットでしょとなどと10代の娘に質問されてしまうと、現代社会のなかでの「ダイエット」への注目や関心度が高いことを感じました。
「ヨガ」には、ダイエット効果のようなものがあると感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、「ヨガ」にとって何よりも大切なことは呼吸です。
呼吸を整えることは乱れた心身バランスを調整することにもつながり、たとえばストレスからくる乱れた食習慣が適度に抑えられることから必然的にダイエットにつながることも考えられます。
「ヨガ」自体は、1つのポーズが万人に適しているとは言い切れません。その人の体調や体質に合わせた形で「ヨガ」の要素を生活習慣に取り入れることが何よりも大切なことですから、「ヨガ」はダイエットであると聞かれてしまうと、そうであるとも言えますが、そうとも言い切れませんというような曖昧な返答になってしまいがちです。
現代人の呼吸には浅い傾向がみられ、呼吸が乱れていることから原因不明の体調不良を引き起こしていることもあるようです。
「健康管理」と医療の充実

皆さんがご自身の健康管理を行う際に、まず取り組むことはどのような事柄になりますか。
常日頃から生活習慣のなかで運動を欠かさないようにしている人、多忙な毎日から偏りがちな食習慣のバランスを崩さないような献立を考えながら摂取している人、マッサージや整体などに通院することで身体のケアを怠らない人など、皆さんにとっての「健康管理」は、必ずしも同一とは限りません。
健康管理を行う目的は、病気にならないことであると思われますが、実際に皆さんが何かしらの疾患を発症した際には、「保険医療」が皆さんの病院受診をサポートしてくれるはずです。
日常的に病院に行くことが困難ではなく、何気ない体調の不良の診断をドクターから受けることができることは、大変恵まれた社会のなかで日本の医療体制システムが機能していることを示し日本人として誇らしい限りでもあります。
現代の日本の医療体制システムが、社会のなかで十分に機能しているからといって、自分自身の身体メンテナンスを怠りがちになることは本来は望ましいことではありません。
現代の日本の医療体制そのものが医療に頼る意識を日本人に植え付けてしまうようでは、何の意味も果たさなくなってしまうのです。
日常生活のなかで体調の不良を感じた際に、気軽に医療システムを利用できることは喜ばしいことですが、日本の医療システムが充実しているからといって、基本的なご自身の健康管理を怠ってしまっては何の意味ももたなくなってしまうことでしょう。
まずはご自身にとっての「健康管理」にとって、必要とされるものをみつけてみましょう。